カーテンを透かして仄かに月明かりが差している。 肩を揺すられて目を覚ましたら、ベッドの端に座る同居人がぼん…
佐藤×山田 ─はじめて編─【2】
目を三角にして喚く山田に、そうじゃねぇだろと同居人は笑い、掴んだ手をゆっくり上下させた。 「ッ、やめ──」 …
佐藤×山田 ─はじめて編─【3】
同居人。 それ以前に会社の同期。 それ以上でもそれ以下でもなかった相手。 一緒に住んではいるが互いの生…
佐藤×山田 ─はじめて編─【4】
揺すられて意識が浮上した。 「いつまで寝てんだ? 遅刻できねぇんじゃなかったのかよ」 「んぁ……?」 むり…